背景
約120万人のDC加入者のうち、41.9%は無関心層と呼ばれ、元本保証のまま運用をはじめていない顧客がいる。当社顧客である信託銀行では運営管理機関として、DCをより身近に感じてもらい、運用知識や経験に頼らずに加入者が無理なく運用に踏み出すための施策を検討していた。幅広い年代のユーザーに、どこでも簡単にDCにタッチできる機会が必要と考えていた行内の有志がスマホアプリ化を提案し、これが実現しました。
DC アプリ開発のポイント
ユーザーの心を動かし行動(運用)に導くために機能とデザインを追求
- 簡単ログイン
いつでもどこでも簡単にアクセスできるように、生体認証によるログインを装備 - 気づきと動機の提供
自動計算された「いま」と「これから」のグラフで気づきを与え、次の行動(運用)につなげる動機づくり - 直接的な手続き導線
かみ砕いた表現で専門用語をわかりやすく思い立ったらそのまますぐ申し込みできる直接的な手続き導線 - タイムリーなお知らせ
プッシュ通知でタイムリーな状況把握ができ継続利用を促進毎月の入金連絡や変更手続き完了
(参考)開発情報
当社は、当信託銀行向け加入者サイトの開発を行っており、この開発で得られた業務ノウハウに基づき、DCアプリが呼び出すAPI を新規開発しました。
このAPIを利用することで、これまでは加入者サイトを経由し、レコードキーパーのシステムから行なう必要のあった、面倒な預替や割合変更が数回のタップで実現できる様になりました。
この仕組みは当社の目指す、金融システムのエンベッド・ファイナンスの取り組みの一環として、DC関連アプリで初の取り組みとなります。
導入効果
- 運用を始めた
- 元本保証のみの加入者のうち、アプリを利用した3分の2が運用を開始。ユーザーに「行動(運用)」を促すことに成功しました。
- 運用の幅が広がった
- 元本保証の割合が減り、バランスファンドを中心に分散投資が加速。ユーザーのDCに関する運用実績が向上しました。
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